ブログ

難問2 躯体の補強工事がコスト、現場状況など様々な理由で困難!

基礎が古く鉄筋が入っていない(無筋)、基礎にクラックが入っているなどの事情で住宅の耐久性が心配だが、基礎の改修費用が高すぎたり、現場が狭くて重機を使った大掛かりな基礎工事が出来ない。
また、柱・梁の耐震補強を計画しても、外装・内装の大掛かりな解体工事を伴い、更には補強工事の際、逆に既存の躯体を傷めてしまう可能性もあるため、コストとリスクが増大する恐れがある。
更には、ケミカルアンカーでは緊結する強度が不足している、補強金物では対応できない、
基礎に配管用の穴をあけたら、鉄筋を傷めてしまった・・・・など、現場では様々なことが起きてしまいます。

解決策 エーステックは2種類の連続繊維補強工事を用いて、コストを下げつつ、短い工期で
構造体を強くできます。

  がんこおやじ

古い木造住宅の場合、基礎に鉄筋が入っていない「無筋」だったり、基礎が劣化してひび割れ(クラック)が発生していることがあります。その場合、地震が発生すれば、基礎が壊れて倒壊のリスクが高まったり、あるいは新築間もない住宅の場合でも基礎にクラックが発生して、そこを補修したいというケースもあります。

また、既存の建物を、基礎や柱、梁などを活かしつつ、大規模に改修するリノベーション工事を計画しても、基礎が「無筋」だったり劣化が激しい場合があり、こういった際には大掛かりに基礎を造りかえたり、基礎の外周に追加で鉄筋コンクリートを打つ「増し打ち」工事などが一般的でした。しかしコストが高い、あるいは隣家が近すぎて重機が入れない、といった事情で施工が困難になってしまうケースも少なくありません。

2018年9月の胆振東部地震の際、弊社の社員も札幌市内で被災。友人宅の中には住宅が傾き、傾いた家を直す会社が地元ではほとんどなく途方に暮れていた人もいたという状況もありました。そこで、エーステックでは、こうした災害時に、住まいが被災した方のために何かできないかと考え、この基礎補強工事システム「がんこおやじ」にたどり着きました。

エーステックは、コンクリート布基礎の表面に炭素繊維シートをマトリックス樹脂を用いて貼り付ける事により、基礎のせん断強度、靭性能及び耐震性を向上させる基礎補強工事システム「がんこおやじ」を道内で唯一施工できる認定施工店です。※2025年4月現在

がんこおやじ」について、詳しくはこちら

・JBRA-1システム

日本の住宅は木造が多く、基礎・土台・柱・梁の構造体がしっかりと緊結していないと、地震災害時に建物のゆがみ・ねじれが生じ、更には構造体の破損が発生して建物が倒壊してしまう恐れが高まります。

現在、構造体の緊結部分を補強するときは、補強用の金物を取付ける方法が主流ですが、

既存の基礎にアンカーボルトを打ちこむことは困難ですし、基礎や柱や梁に穴をあけると補強するはずのところを傷めることになります。また、取り付けた補強金物が熱橋し結露を起こすことも考えられます。

エーステックでは、アラミド繊維シートを用いた新耐震接合方法「JBRA-1システム」により、様々な問題点をクリアしつつ、地震に強い構造体をつくることができます。

また、この「JBRA-1システム」を用いた、【開口部が耐力壁になる】画期的な技術「J耐震開口フレーム」の制作も行っております。

JBRA-1について、詳しくはこちら

-J耐震開口フレーム-

開口部が、耐力壁になる

J開口フレームに関して、詳しくはこちら